2006年07月17日

「五千回の生死」について

本日から新しいカテゴリー、
「本を持って街へ出よや。」を始めます。

僕の大切な本、小説やビジネス書や漫画などいろんなジャンルの本を、
順次取り上げていく予定です。

栄えある(ねぇか)第1回目は、
宮本輝さんの「五千回の生死」についてです。

現在もこの本は、文庫本として販売されていますが、
この本自体9つの短編集であり、
表題の「五千回の生死」は、その内のひとつの物語になります。

先日、僕は、約15年ぶりにこの物語を読み返しました。
何故、今、そういう気分になったのか。

「一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする男」に、
今一度、遭ってみたくなったから。。。でしょうか。

この男と主人公の不思議な出会い、
それも大阪の下町で、それもほぼ半日の間に繰り広げられた、
せつなくも、滑稽な展開に、
若かりし日の僕自身、何かが救われた気がしたものです。

今、読み返してみて、それは、
「生きるということについての美意識」であったということが判ります。
精神的にハンディをもった者でも、
モノ凄く前向きに生きていける。

そのことを素晴らしいと想う美意識が、そこ(本の中)にあったことに、
深く共感したのでは、と想います。

ぶざまで、周りから理解もされず、
それでもそんなこと、どこかお構いなしで、モノ凄く前向きに、
自分らしく生きている。。。

大阪の土地勘がないと、面白さもちょっと半減するかもしれませんが、
今、ココロが疲れているヒト。。。
是非、彼に遭いに行ってやってください。


posted by 世界くん。 at 23:15| 大阪 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 本を持って街へ出よや。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Powered by Seesaa