本日から新しいカテゴリー、
「本を持って街へ出よや。」を始めます。
僕の大切な本、小説やビジネス書や漫画などいろんなジャンルの本を、
順次取り上げていく予定です。
栄えある(ねぇか)第1回目は、
宮本輝さんの「五千回の生死」についてです。
現在もこの本は、文庫本として販売されていますが、
この本自体9つの短編集であり、
表題の「五千回の生死」は、その内のひとつの物語になります。
先日、僕は、約15年ぶりにこの物語を読み返しました。
何故、今、そういう気分になったのか。
「一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする男」に、
今一度、遭ってみたくなったから。。。でしょうか。
この男と主人公の不思議な出会い、
それも大阪の下町で、それもほぼ半日の間に繰り広げられた、
せつなくも、滑稽な展開に、
若かりし日の僕自身、何かが救われた気がしたものです。
今、読み返してみて、それは、
「生きるということについての美意識」であったということが判ります。
精神的にハンディをもった者でも、
モノ凄く前向きに生きていける。
そのことを素晴らしいと想う美意識が、そこ(本の中)にあったことに、
深く共感したのでは、と想います。
ぶざまで、周りから理解もされず、
それでもそんなこと、どこかお構いなしで、モノ凄く前向きに、
自分らしく生きている。。。
大阪の土地勘がないと、面白さもちょっと半減するかもしれませんが、
今、ココロが疲れているヒト。。。
是非、彼に遭いに行ってやってください。







