2007年10月16日

界(WORLD)

凡 − 非凡
秩序 − 無秩序
道理 − 不条理

世は不可思議。

貴方のケラケラ笑う
その存在を笑うとも
有り難いことは 何とも はかなく想へ

世は不可思議。

死へと早歩きする者の影
走馬灯のように巡る印象画の中のワタシ 情緒を伴い
ドラッグでいっちゃう
どうしてそこへいっちゃうのか 凡人には判らない

世は不可思議。

生暖かい雨に 非なるところを降り掛かられ
君を束縛しておきたいとういう想い
瞳孔が開き 涎を垂れて 笑むような
ワタシは最悪なのか

世は不可思議。

錆びた鎖に繋がれた藍色の魂塊
蜃気楼に舞うあこぎな政治思想
少年の独りで砂のお城を作る理由
舌で舐めて刺傷を治そうとする兵士

世は不可思議。

「もういいでしょう。」
「もうやめてくれ。」
「お願いだからやめて頂戴。」

ワタシはどんな顔をして生きてゆけばいいの

世は不可思議。


 −若き日の詩:最終回・その100−
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2007年10月06日

終論としてのMEDIUM(真実と中庸)

結局 これといって云いたいことなんか
無かったのかも知れない

そんな奴が 考えたり
想ったりしたことを筆跡として残すということは
無責任極まりないに 違いない

それでも 後に間違いだと気付いたり
矛盾をきたす可能性のあることを
はっきりと云うことは そんなにいけないことなのだろか

むしろ それは今
少なくとも自分にとっての『真実』なのでは
ないのだろうか

『真実』は おのおのの偏見であっては困るのだが
悲しくも 人間は自分を中心に考えるものであり
つまり それは
我々が本当の...を持てないということかも知れない

 『medium』中庸、もしくは媒介。

おのおのが これが『真実』というものを持てなくても
コミュニケーション(思想の中庸)の中には
それに近いものが存在するのかもしれない

人には葛藤があり
世の中には議論が必要だ

そうして『真実』は
少し現実味を帯びてくる


 −若き日の詩:その99−


<コメント>

次が、いよいよ「タイムカプセル」最終回。
どうぞ、僕の深層心理すべてが凝縮された世界へ。
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2007年09月22日

楽天家キタル!

昨夜の 失態も
厳かに 葬り去り

我は そのうち
生気を 取り戻した

世の恋人は のの のんきに
大あくびなんか 互いに勝手

 是 人類を恥じた人
 是 人類に辱められ
 是 人類を責めた途端

あれ もう そこには
存在しないもの

悪魔 赤子 無情 唄エ!
気持ち 悪い 耳 聞ケ!

丁重に嘘 それらしい口調
誠実なココロ ちゃんと返して

道化師の諸君 想い悩むな
ハッタリ人生 喰えるよ ちゃんと

 ほれ 鳩
 こい 鳩
 やれ 鳩
 こい 鳩

おいしいご馳走 タダでやろう
毒入りのパンだ タダでやろう

悪魔 少女 非情 唄エ!
よく 聞ケ! 捨テルナ! 喰エ!

 「捨てたもんじゃねぇなあ。」

昨夜の 失態も
厳かに 葬り去り

我は そのうち
生気を 取り戻した

世の苦労人よ あくせく働きなさい
昨夜の 出来事も
 嘘
だったのかも

楽天家 キタル!
 天国 地獄
楽天家 キタル!
 そこまで ここまで

昨夜の 出来事も
 嘘
だったのかも 知れない


 −若き日の詩:その98−


<コメント>

ケンヂチックだなぁ。

いよいよ、ラスト2!!
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2007年09月09日

砂漠の花壇

唄は流れる ララ・ララ・ラ
聖なるように 心地よく

鼓動に合わせる メロディーに
あらゆる欲も 溶けていく

「催眠術だ。」と彼は想う
冷たい夜に ポトリと想う

穏やかな中 眠りに落ちる
熱い涙が ポトリと落ちる

どうして人は こんなふうに
同じ想いに なれるのに

醜い争い 続けるのだろう
それを忘れて しまえるのだろう

唄は流れる ララ・ララ・ラ
聖なるように 心地よく

人たるが故の この想い
ああ
人たるが故の この想いと


 −若き日の詩:その96−
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2007年08月21日

迂闊なハート

街にのめり込み過ぎたのではないか
と反省しているところだ

独りを気取っていた訳じゃない
すべてが
許せなかった訳じゃない

ただ 両手を広げた空間ですら
自分の自由にならなかった訳で

憂鬱になっても仕方がなかった

生活の糧を得る仕組みが集まっているところ
それがこの街の不自然さであったことを

忘れかけていた自分が迂闊であった
と反省しているところだ

両親の結婚記念日に
偶然手に入れてしまった花束

似合わない服を着て
硬い靴音でグラグラ歩く地下街

満員電車の背中越し
夏風邪をひいたブタの鼻すすり

街中のダストボックスに吐き尽された
OL達の「嫌い!嫌い!」

想像もできないくらい大きな
裏付けのある愛の説教

 「おかしいくらい。」

街にはそれを
警告する標識すらない

ヒト嫌いにはなりたくない

ならば 割り切って役割だけを演じていたほうが
戸惑うこともないだろう

街にのめり込み過ぎたのではないか
と反省しているところだ

それでも
憂鬱になっても仕方がなかった


 −若き日の詩:その94−


<コメント>
3作をリミックスしてお送りしました。
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2007年08月14日

いざや、いざや

とろとろに
錆びれた噴水の水

沈黙の悲鳴が
鳴り響く公園で

女性人称の遊具たちが
幼き児を待ち構えている
かのように


 −若き日の詩:その93−
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2007年08月06日

スティービーの想い

城跡近くの 近代ドームでは
ブツ切りのサウンドを 売っている

肩を寄せ合わせて 揺れる
恋人たちの陶酔を 売っている

形など無い

各々の許容の中で
構築し
体言する生業が

快楽か 緊張か 共感か

その姿は自由

盲目詩人の偽善的な歌声は
その何に 優れているのだろうか


 −若き日の詩:その92−
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2007年07月31日

MASS

君のポリシーを疑うぜ
その理由はどうせテレビか 何か

君のデリカシーを疑うぜ
君らしいかどうかは 君には二の次


 −若き日の詩:その91−

<コメント>
遅れてごめんよ!!
忙しかったんでさぁあ。
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2007年07月21日

孤独の風景

11p.m.

平静を装っている

僕のストライプのシャツの上で
緊急自動車のパルサーが弾けた

硝子張りの小さな喫茶店

メジャーでも
仲間が集う場所でもない

そこを訪れる連中のけだるさが
メニューに染み付いている

アイスオーレのグラスを傾けると
芝居掛かった日常が こみ上げてくる

汚染されやすい自分の痛さが
こみ上げてくる

さらには
これ以上のない孤独が襲ってきて

本当の友達について
必死に考えている


 −若き日の詩:その90−


<コメント>

残るは、あと10本!!
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2007年07月14日

心とシステム

暗室に閉じこもって 働く

イメージさえ 傷つかなければ善し
また 自分自身
それが 嫌いだという訳でも無し

ロジカルには 判らなくても
歩いてゆかなければならないところ

 ○か×か

例外を心にとめ
それが システムと微かにずれる

 狂い出す

良いか悪いかではなく
できるか できないか
そこで 闘っているのだから

夢も つぎはぎだらけで
見苦しい
それを 支えている人こそが
本当に 美しいのだ

夢は そのための道具に過ぎないのかもしれないのだから
それに振り回されていては 見苦しい

すべてのロジックが 人に返ってくる
その狭間で 悶えるか 逃げるか

 人次第

ただ 逃げなくても
怖くなって 我を忘れたり
意固地になっては 寂しい

 どうするのか?

結局は 自分勝手な
美意識なのか


 −若き日の詩:その89−


<コメント>
またまた、コメントの方が長くなってしまいましたので、
次のカテゴリーで。。。
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2007年07月07日

愉快になろう

どうしてだとか いつからなんて
放っておいて
近い仲になろう

くだらない喧嘩や
つまらない言い訳を考えるよりも
近い仲になろう

冷たい夏 暖かい冬
地球の具合は悪くても
春はまた来る

服を買って 靴を買って
装い お洒落して

見つめ合って 抱きしめ合って
Kissをして

Kissをして


 −若き日の詩:その88−
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2007年06月30日

世代の使い

僕を 再認識したのは
灰色の高架下

黒いジーンズに 細い腕くべ
「その空っぽのヤツをください。」
と叫んだ

鳥肌を撫でおろし
神経質な髪をとき
蒼い唇で震えているのは

いや 震わせているのは
薬を使わない
陰性者(マゾヒスト)

気持ちが 地図の上では
判らない

その濡れた手で 突っついて
初めて それらしくもなる

 −第3の街へー

今から
他人のボタンを買い求めに行く
少年の姿に 戻ろう


 −若き日の詩:その87−
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2007年06月23日

トモライ

涙ほど
いいかげんなものはない

僕は君を
何とも想っていなかったのに

君の死に
不意に泣いてしまった


 −若き日の詩:その86−
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2007年06月16日

僕のポチ

大きな穴が開いている
畳の下に開いている

白い蒸気をくすぶりながら
魔物の寝息が聞こえてくる

大きな計器を幾つも抱え
白衣の研究者たちが押し掛ける

放射能 電磁波 赤外線モニター

 グルグルグルグル
 グルグルグルグル

大穴の周りを 行ったり来たり

何者 理解不能 異常事態

研究者は叫ぶ
首を振る 後ずさる 口を開ける
魔物の寝息が聞こえてくる

 「ただいまぁ。」

そこへひょっこり
ランドセルをしょった坊やが帰ってくる

 「大丈夫。僕のポチだよ。」

研究者たちの表情がいっせいに歪む

 「そ、それは...どんなポチなんだ!」

どんな“坊や”なんだ!!


(駄作:「狂人的収集癖患者/キョウジン・コレクター」より)

 −若き日の詩(番外編):その85−


<コメント>

この百篇の詩集に載せるつもりはなかった詩ですが、
何か「大日本人」的だなぁ、と想って。
おっと、どこが似ているのかって。
見てねぇ人には、云えねぇなあぁ。(なんで、“江戸前”なんだ!!) 
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2007年06月09日

人一倍

色々なことが 判らないことが

嬉しい

人一倍 女心なんて


−若き日の詩:その84−
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2007年06月03日

放浪癖のある部隊

パパは真面目だったが
理想に生き過ぎ
時代の流れにハンドルを切れなかった

ママは優しかったが
誠実に生き過ぎ
疑いが固まって前が見えなくなった

僕は 途中まで
パパとママと楽しくやっていたが
何もない ある日
さまよい始めた

先々で逢う それらしき笑顔や
深刻さを欠く恐怖に
何度となく冷や水を浴びせられ

暖かいのか寒いのか 判らないまま
愛の言葉を唱えていた

たまたま周りにいた者を 仲間と呼び
対面にいた者を 敵と呼び
闘った後には 同志と呼びあって
また 一緒にさまよった

 どこへ行くの?
 誰も知らない
 
 何をするの?
 誰も知らない

知らない間に また元に戻り
忘れたかのように また歩き出す

どこへ行くのか 誰も知らない
何をするのか 誰も知らない

ただ 僕は薄々知っていた

最後に 僕たちは
パパとママのようになるのだと


−若き日の詩:その83− 
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2007年05月26日

延期された真実

沈黙を装っていても
民衆はそれを放棄のように受け止める

 それが、悪戯

あるがままを伝えられないジレンマ
恐怖を視して
はじめて判ったふうな馬鹿者ども

決して夢物語ではなく
抑圧が日常化して たゆみ
何かに訴えかけることがなかった
だけのことで

時代があまりにも歩み遅く
と同じように
機を逃すということが
どれだけ空虚なことになってしまっているのか
知れず

 炎上の首都

木は延びていた
根が土を求め 大地を鷲づかみするかのように


−若き日の詩:その82−
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2007年05月19日

若さ・・・そして、苦痛のサバイバル

ここまでは互角だ

淀み 巡り 囲む
環境に それとなく誘導され
ここまで来たんだ

覚醒したのは さっき
それまでは 周囲の壁に目も届かなかった

それが 今
手の方が先についてしまった
これは プレイヤーが盲目的である証拠なのか

今となっては
気づかれたのは貴方達の方で

いや むしろ
僕以外の人間は 僕の反対側にいると

つまりは
僕の中には 僕という半分の世界があり
僕以外のもう半分の世界と
対等であるのだと

迷宮を幾つもくぐり抜けて
最後にぶち当たった壁が まさしく
僕以外のもう半分の世界に住んでいる人間の壁

自己破壊を繰り返し
最後にぶち当たった壁が
人間の肉体にまつわる執着

そいつはくぐり抜けられない

もし仮に それができたとしても
それは
魂の戒めを受けなければならないのだろう


−若き日の詩:その81−


<コメント>

心の闇。

誰もが若い頃には多かれ少なかれそれを内に秘め、
成長することでそれを忘却してしまいます。

先日の17歳少年による母親殺害事件。

マスコミや識者の論評は(僕にとっては)的外れなものも多く、
ちょっと過激な内容で掲載を控えていましたが、
今回あえてこの詩を載せることとしました。

少年の場合には、
父親や高校での人間関係で何かがあったことは間違いないのでしょう。
また、精神的に病んでいたということや、
おそらく何かカルト的なものに触れたことも推測できますが、
それだけでは今回の事件は解釈できません。

彼は、唯一同質化できる対象であった母親とともに、
自分の目の前にある世界のスイッチを切ってしまったのだと考えます。
だから、彼は母親を連れてネットカフェなど、
世俗との最後の別れをしてから、警察に自首したのです。

もし、この事件を機に大人たちが学ぶことがあるとしたら、
それは今の社会が青年たちの目から見て、
苦痛を持って望まなければならない程の価値ある対象かということです。

もし、そうでないのなら、
母親と自分の世界観を心中させた今回のような事件は、
決して特異なケースとは云えなくなるでしょう。
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2007年05月12日

命令は2度云われる

命令は2度云われる

1度目の命令と2度目の命令は 同じように云われた筈なのに

1度目の命令と2度目の命令は 同じようには聞き入れられない


−若き日の詩:その80−
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2007年05月07日

反省哲学

優しさとやら

探求してみたところで
あとに残るものは 自己満足
もしくは 自己嫌悪
だけだろうよ

微妙に揺れ動く
(それはまるで方位磁石)

自分の中 価値観
忘れ去られてゆく 時の重さ
小さな罪にもならない
でいる

言葉という既成概念
自己表現とやら

熱を上げてみたところで
結局
掌握できるものは 平べったい共感

すべては因果

結びつけようとする人類 
儚い努力 にも反して
人そのものの 勝手気儘
感情よ 生き方は
感情よ

 口を開け 己を語れ
 口を閉じろ 己を守れ

勝ち取ったと思っていたよ
環境は幾つもの偶然を産むよ
当たり前ではあるよ

 それでも

それが身に染みて判った時の
ショックとジェラシー
苛立ち
ふと 開き直り


−若き日の詩:その79− 
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